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アメリカぶらぶら

ソウルのおばちゃんとアイアイ傘。

朝起きたら地面が濡れていた。
きっと朝方雨が降ったのだろう。
昨日セブンイレブンで買ったパンとコーヒーを、
ユースホステルの屋上で食べる。

今日は15時にソウルを出ればいいので、
それまで土産を買うくらいしかすることはない。
時間をもてあましていたので、
屋上でぼんやり、月曜日のソウルの朝を眺めてた。

9時過ぎ、チェックアウトを済ませ、
荷物とドブロはフロントに預け、
貴重品の入ったリュックだけ持って、
ふらふらとミョンドンの街に向かった。

ユースを出たとたん、雲行きが怪しくなる。
間もなくして、大粒の雨が空から降ってきた。
道路ぶちはあっという間に大洪水。
着替えたばかりのTシャツもびしょびしょ。
靴も靴下も、ジーパンの裾も、
すべてあっという間にずぶぬれだ。

だけど、なんだかうれしかった。
この2ヶ月の旅の間に傘を差したのは数回。
土砂降りなんて記憶にない。
雨ってなかなかいいもんだ。
ずぶぬれの靴下さえもが快感だ。
そんなことに喜びを感じる俺は、
やっぱりアジアの人間なんだ。

そんなことを考えていると、
路の反対側からおばさんがこっちに向かってくる。
日本語ではない言葉をしゃべってるのはわかった。
そして勝手に俺の傘の中に入ってきて、
勝手にアイアイ傘しよる。

何言ってるのかまったくわからなかったが、
韓国人であることはわかった。
よくわからないけど同じ方向に行くみたいだ。
まぁ急いでないし、いっか。
しばらくいっしょに歩いた。

雨が弱まる気配はない。
むしろどんどん強くなってきている。
折り畳み傘ではほとんど傘の役目は果たさない。
2人とも片側の肩だけびしょびしょだ。

運良く目の前にアンダーパスがあった。
しばらくここでひと休み。
きっとすぐ止むだろう。

そのおばさん、ケータイを取り出し、
どこかに電話をしていた。
きっと旦那さんか誰かに迎えに来てもらうんだろう。

俺たち2人以外にも、
5人くらいの人が雨宿りしてた。
何分くらい経ったのだろうか、
大きな傘を持ったおばあちゃんがやってきた。
どうやらおばさんのおかあさんのようだ。
きっと近くに住んでるのだろう。

すると、おばさん、
コーヒー???と手を振る。
どうやらどこかでコーヒーを買ってくれるみたいだ。
どうせ急いでも雨降りだし、
よくわからないけど付いていってみることに。

歩くこと1分、
着いたのは食堂のようなところ。
冷やし中華でも出てきそうな、
小さな静かなお店だ。
そして、おばさんとおばあちゃんが、
この店をやっているみたいだ。

おばあちゃんが白いタオルをくれた。
おばさんはコーヒーと桃を出してくれた。
まったく会話は通じないけど、
なんだか心は通じるんだな。

会話ができるはずもなく、
聞こえるのは車の音と雨の音だけ。
なぜこんなに風情を感じるのか。
とても不思議な感情だ。

しばらくして雨は小雨になり、
おばさん、空を指差して、
「ブルースカイ!!」
初めて何を言ってるのかわかった。

空港で晩御飯を食べたとき合席になった韓国人が、
5つの韓国語を紙に書いてくれた。

こんにちは。
すみません。
ありがとう。
私の名前は○○です。
韓国は美しい。

ついにこの言葉を使う時がきた。
ありがとう!
韓国は美しい!
この二つの言葉を伝え、
再び街へと向かった。

言葉はちがっても、
気持ちは伝わる。
旅情って言葉がぴったりな出来事だった。


おばさんがキレイなおねぇさん、おばあさんがきれいなお姉さんのお姉さんだったら最高にドラマチックだった・・・・でも楽しかった。素敵な思い出をありがとう!!
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